ロマンチック アイロニー/黒い鴉
君を救えるのは僕しかいないと
本気で
信じていたんだよ
ただそばにいるだけで
なんでも知ってると思ってた
・
見通しのきかない闇色は
いきなり目の前にあらわれる
笑顔だけずっと見ていたい
二度とここには近寄らない
・
逃げてしまおう 悪くないだろ
二人一緒ならどこまでも行ける
『何から逃げるの?』
無邪気に聞くなよ
分かってる
どこまでもまとわりつく
・
いつまでさかのぼっていけば
過去のあやまちを
なかったことに?
いっそ生まれてこなければ
無理だよ
もう僕はこの手を離せないから
・
いつか打ち明ける時が
くるのだろうか?
その時は この手を
離すんだろうか?
・
『もう知ってるよ なにもかも
すぐに顔にでるんだから
この手を強く握るから』
・
まだまだ秘密があるのだろう
今は疑わないで
触れ合えば信じられるから
そうか
救われてたのは僕の方だな
・
僕を救えたのは君だけだったよ
本気で
信じ合っていたいんだよ
ただそばにいるだけで
なんでも分かると思ってる
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