Tears or Smile/三架月 眞名子
 
僕だけ泣いても

世界は回り続けるんだ

 狂々狂々(クルクルクルクル)・・・


そして無差別に夜は明けて

無慈悲に太陽は照りつけ

火照った肌をあやすように雨は降り注ぎ

横殴りの風が雲を抉ると

また太陽が現れる

そしていつの間にか空は茜色に染まり

月が鮮明に姿を映し

星々が子守唄を歌いだす



世界はそれを繰り返す

世界はそれを繰り返す


幾千の朝も

幾千の夜も

幾千の今日も


変わらぬ笑みを湛えながら…


泣いてる僕なんてすぐに置き去り



そんなの悔しいじゃないか

だったら

笑っていよう

飛び切りの笑顔で

余裕綽々と
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