生きている/はじめ
世界の何処かにある(それは僕の胸の中にある)深い深い森の奥に
神聖なる闇が光っている
それは物語の創作の源である
空は開けていて広い
その森の闇は皆に開かれている
源
僕はそれを抱いて祈り具現化している
創作の方向性に戸惑いながらも
僕は指を動かしている
この感情はゆらゆらしていて心地良い
頭の上には太陽が照っている
僕は影になってこの世界(胸の中の)の温もりを感じている
やがて胸は腐敗してひび割れた骨が露出して(僕は生きているのだ)
胸の中の暗闇は(それは魂とも言う)行き場を無くすだろう
その暗闇は彷徨い続けて全てが無くなる後まで残ってイ
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