テーマありきに/もこもこわたあめ
僕の演じた役はぼく そのもの
いいかえれば過去にそうであった ぼく
そのときの 心のうちだった気がする
演じてる 演じてた 演じようとしてる
でも最後には必ず前向きになってた 僕はここにいる
一人の僕がその重さを背負って生きてた 過去や証を演じてたぼくは
今 僕の演じようとしてる ぼく
悲しみや怒りは再現でしかないけどそれらは確かにそこにあったもの
過去への回帰か未来への希望かはたまた現在への不満か
湧き出る源はきっとちがったけど 中心にあるのはぼくだった
すべてを否定したり肯定したりした
確信ではなくて 僕はそんなに大きな器じゃなくて 意識が
あふれるものを抑えきれないんだ タイムマシンにのったみたいに
伝えたいのは僕なんだ
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