「カーテンコール」/和 路流(Nago Mitill)
 
き続ける。

           
『だって、ほら、いそがなくても
 その時は、いずれ 誰にも平等に訪れるさ。
 力尽きた肉体が地に伏し、許されて旅立つ その時が来たら
 なにも迷わず、遠く青空へ飛び立てばいいだろう?
 できれば、フィナーレ、ラスト・ダンスを大切な人たちと甘受して、
 紛れもない自分自身からと、この世界で出会った全てのものたちからの
 カーテンコールを 聞きながら。』

                         

                       (1994年筆・2006年改)
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