ピアス/ロリータ℃。
間きっと離す準備はできていた
私を弄る手のひらも
私に触れた長いまつげも舌も全部
若さに甘えて気づけなかった大人のしるし
だけど私はへいきだよ
もう少しで歩き出せるから
何度転んだって 私は歩くことを選べてきた
恋をするために生きてきた私は
これから先あなたじゃない人をきっと愛する
けれどあなたを忘れたあとも
私はあなたに恋してる
それは当たり前で哀しいことだけど
何度泣いたって 私は笑える
沈んだって登ってゆくことを選べてきた
若さの中に埋もれてしまったのかもしれないね
乾いた木の下で抱き合って
触れ合った舌の先を ゆっくり離した
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