主観と客観。あるいは、ひとをすきになる、ということ。/逢坂桜
ひとをすきになって
「どんな人?」
と、きかれて
あれ、これ、と、いくつか知っていることを、客観的に説明した
”そういう人がすき?”
みたいな、眼で、見られた
・・・客観的なことを思い出すと、???、と、なる
主観的に、おもう
笑ってしまう
顔を思い出す・声を思い出す・笑った自分を、思い出す
すきだなぁ、と、思う
外から見える事実だけならべても、
わたしの気持ちにはおいつかない
わたしがすきなのは、あなたの部分でなくて、
あなただから、すきなんです
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