中学の夏/テルテル坊主
 
それはある夏のワンシーン



暑い暑い昼が過ぎてヒグラシが鳴き始めた夕暮れ



まだ残るむせ返るようなジメジメした空気が僕と君を包み込む




君はうつむいたまま答えに出せないでいる




知ってるよ




君はあいつが好きなんでしょ?




でも自分の気持ちを伝えたかったんだ




僕は答え合わせのように君の言葉を聞いたよね?



切なかったけど、あいつなら仕方なかったよ。。。




まだ時々思い出すけど




あの時の思いは時間と共に『思い出』に変わったから心配しないでね

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