「さあ、明日への扉を開いて飛ぼう」/和 路流(Nago Mitill)
 
と共に、未来を夢見たい。
ただ、それだけは
どんな理由があろうとも、あきらめない。

僕は、きみの声が聴きたい。
きみの歌を聴きたい。
忘れられた古い灯台のように、傾きかけた荒野の道標のように
僕は、ささやかだけど、きみを助ける
きみを支える
そんな存在でありたい。

だから
きみが、もし世界から、いなくなってしまったら
きっと、僕は泣く。
きみが、僕と出会う前に何もかもを、あきらめてしまったとしたら
きっと、僕は悲しむ。

僕は、きみと手を繋ぐことができる。
きみと、言葉を交わすことができる。
だから
どうか、力強く笑って。

さあ、明日への扉を開いて飛ぼう。


                    (2006年・筆)
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