砂糖と私の相対性/Hantama/ibukijohn
 
窓の向こうは朝もやけ


カップに落とした角砂糖は
角をやさしい珈琲に触れられて
いつしか 離れられない関係になった


冷えたガラスに頬を寄せて
耳をそっと澄ましたのなら
カップの中から甘い吐息が
聞こえてきそうな 日曜の朝

指先震える 恋する日の朝









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