「決して眠れない夜のメランコリックな散文」/朽木 裕
る速度で毎朝バイクを飛ばす、飛ばしながら思う、もう労災は使いたくないけど過失ゼロで交通事故にあいたい、信号待ちしてる時いつも思う、交差点の真ん中で右折待ちしてるだけのところにトラックでも突っ込んでこないかな、って、とんでもない考え、人として最低だということは百も承知で、そもそもだから私は死にたいのであって、、、ぐちゃぐちゃに身体をしたいわけではなくて行く先を職場から病院の白いベッドに変えたいのである、逃げたい、逃げてしまいたい、仕事の失敗は掘り下げて考えればたいてい私が私であるがゆえの、私が私として在るからおこりうる失敗でこの生き方、この性格を変えない限り私は失敗し続けるのだろう、それでいいわけは
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