もと・こいびと/まりも
 
アスファルトに影が伸びて

君の横顔がフラッシュバック

あの頃は些細なことも

可笑しくて仕方がなかった


公園で寄り添って食べた

焼き鳥の味がフラッシュバック

あの頃は何を食べても

君がいれば美味しかった 



桜の花びらが空に舞って

君のぬくもりがフラッシュバック

あの頃は君を知りたくて

ひたすら言葉で確かめ合った


今はもう そうさ今はもう

写真も手紙も 箱の中 

でも 

君の横顔も ぬくもりも 

まだ胸の奥にしまいきれてない ボク
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