ちらり/Kanata.
 
ありふれた毎日さえ愛しく感じてやまない
恋に溺れた隣のあの子を
微笑ましく見ていられるけれど

これを余裕だとしたくはなくて
常にめまぐるしく動く時の中で
自由に飛びまわるような




ひとつ大人になるために何かをなくして
何を得よう

それで胸が躍るならばさ
私は今日も笑っている

君といると心はそれだけ
言葉はいらないから強く抱きしめて

何もかも溶けていく

しあわせな言葉をたまに口にして君は
そっと頬にキスをする
戻る   Point(1)