風の行方/
憂
風は流れて何処へ行くのか
君の髪を揺らして 頬を撫ぜて
君は "気持ちいね"って笑った
そんな風に僕は嫉妬する
君の髪をかきあげるのは 僕の手だけでありたいし
君の頬を撫ぜるのは 僕の指先だけでありたいんだ
君の笑みが僕に降ればいいと 思った
風は流れて何処へ行くのか
僕の想いも乗せて 流れてしまうから
いつまで経っても
君にこの想いを伝えられない
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