星屑の記憶/アマル・シャタカ
 
人がなぜ目を持つのか
明確な答えはない
愛するものを見るためか
憎むべき相手を睨むためか
どちらにせよ人は
目に見えるものに縛られる
本当に大切なものは
目に見えるものではないと知りながら

流れる星を見ては儚さに想いを馳せ
その瞬きのうちに己が願いを込めて
顔に刻まれた皺の数とは裏腹に
消えていく思い出という名の記憶

心が壊れたといいながら
その欠片を集めて抱いて
今日も私は生きていく
あなたのいないこの世界で
世を怨む声がする
泣き叫ぶ声が聴こえる
悲しみの声が満ちたこの世界で
今日も私は生きていく

悲しみの裏で笑うものがいて
楽しむも
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