ねがい/ちぇしゃ猫
 
この胸の中が貴方にみえればいいのに。

貴方を愛しくおもう私の心が貴方に伝わればいいのに。

私の出来る限りで貴方を好きだって。

そうしたらもう、そんな淋しい目をさせずに済んだでしょう?
“俺の傍には誰も残らない”
なんて
そんな悲しいことを言わせずに済んだでしょう?

どんなに私が貴方を好きだと囁いても
貴方のそんな淋しい目を見るたびに
私じゃ貴方を埋められないって
私の心が軋んでゆく

貴方が好きなのに

だからこの胸の中が貴方に見えればいいのに。
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