?詠み始めてから数ヶ月の短歌です/歌乱亭カラス
 
 夏の海 秋の松茸 息子と妻と


ガリレオの温度計には温風を 君の頬にはキスを送ろう


喘ぎ声 静まる夜の雪に消え 裸の君をまた抱きしめた


後ろから抱きしめたとき その肩の小ささにふと力が緩む









以前詠んだ短歌77〜88(しりとり)

携帯を見ては着信確かめる 音沙汰なしのあなたを求め


求めども背中を向けて去る人を見送る我は泣くしかできぬ


できぬならこの身をもって教えよう 姉さん肌の夜の手ほどき


ほどかれてゆるまる帯とのぞく肌 極彩色が白さをうかす


うかばれぬ想いをいだく横顔にこの眼
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