10月13日、金曜日/し ん
木枯らしの吹く寒々しい秋へと一歩、足を踏み出しましたね
この“秋”と言う季節は何処か寂しく
追憶や追懐の気持ちが大きくなることでしょう
外の微かな気温差によって心も更に敏感に、その温度差を感じとるのです
晴れの日
周りの青々と茂っていた花々や樹々もいつの間にか枯らし、見上げる空の大きさが格段に広がっています
“目”と言う自分自身のレンズには紅葉した葉や、もしくは裸になった枝が隅へ映り込み
そして空の青さが痛いくらいにレンズへと侵入し、反射して脳裏へと焼き付きます
雨の日
梅雨時とはまた違う、僅かに透明に感じる水温の下がった水玉が空から落ちてきます
それはあなたのレンズに映りそして侵入し、反射しては脳裏に染み込んで下へ下へとあなたの心を潤わせたり、濁したりします
暖かさと寒さの重なる秋
向き合う機会が増える季節
小さな変化に敏感になりながら
あなたを、
見つけ出してください
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