ねんど/つめきり
溢水の、細胞ははがれやすさに
幾度となく さざ波は
ついて はなれ
たい
鶴がいなくなった
あとと、折紙
錯綜するりんかい線が と
自由自在に満たされた溢水の頭上
絵 帆が
上空を描く
何層も
吻合部を、押して
大海の分圧を逃れ
る 肋骨ががい骨を
外し
こぼれ た 歯
立ちあがる弧尾を追って
たたかう」さかな 通過する
外灯、を
ねじれたまま空中てんかいし
また足下に青が転 ガり
転びまた
泳ぐ、さざ波ごとに
揺レる体表 まとわりつくたくさんの眼に
光
、が
ひしめく
もう<無い 見せきれない 鱗が
前後 創傷「が くらい深海のやわらかい孤独
四つにおりたたみ
とう
とう
ただ飲みこんだ未知の泡沫ご
とにあぶれ
た
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