ふたごパラドックス/
AB(なかほど)
駅を降りると
なつかしい高島屋のマークが出迎えて
僕のこころはすっかり
あの日歩いた川岸の街並に吸い込まれて
けれども
いくら探しながら歩いても
なつかしい雰囲気のするだけで
いつまで経っても
あの曲がり角にたどりつけない
一人でたどりつけるはずはない
のだ
わかってる
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