ノート(33Y.3・19)/木立 悟
 





急に上になど行けない
水は常に低い方へと流れる
上に行くことを望むものは
誰でも一度は澱まねばならない


それが嫌なら
   瀧のように落ちよ
   氷のようにとどまれ
   霧のように去れ












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