あの日、かよわさを脱ぎすてた乙女。/加藤泰清
かよわい乙女
一:「か」なり「よ」しざ「わい」い「乙女」
↓
かなり吉澤いい乙女。
ニ:「か」れた「よ」かんがするわざ「わい」の「乙女」
↓
枯れた予感がする災いの乙女。
三:た「か」かった「よ」うかん「わ」がしにうと「い乙女」
↓
高かった羊羹。和菓子に疎い乙女。
四:「か」あさん「よ」きんつうちょう「わ」たしにかしなさ「い」とせまる「乙女」
↓
「母さん、預金通帳私に貸しなさい」と迫る乙女。
五:「かよ」がた「わ」しでい「い乙」と「女」
↓
佳代がたわしでいいお勤め。
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