ねこじゃらし/あおば
7月のギラツク太陽を浴びて
どこまでもどこまでも
黙々と歩む
草の茂る石ころ道
改修なった下品な川が
白く横たわっている
白い腹に短いパンティ
もうどれくらい歩いただろうか
草息切れと白い腹
うんざりして横を見たら
掌にねこじゃらしが顔を出し
にやりと笑う
囲われた空間を気にせずに
草の精は暑い日差しの中で
緑の毒虫と嬉々として戯れている
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時期不明、ずいぶん前に書いたものです。
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