恥ずかしながらも/maumi
 
雲が流れることを
忘れたように
君の言葉の流れに躊躇した

電波が途切れ途切れ
咳き込むように
言葉の最後で吹きだした

面白い言葉も
恥ずかしい言葉も
ふんふんうなずく
頼もしい言葉も

君の言葉は

雲の流れる風を敵に回し
電波の届かない場所にいるか
電源が入っていない為
掛かりません

なんて通用しない
チカラを秘めている

または
雲の切れ間から覗く
下界の恥ずべき姿を
チラ見するような
電波探知機のように
ほしい時間に
言葉をくれる
信頼感

そんな言葉を聴きたくて
何回も仕事場から
真っ直ぐ帰って
しまうのです

恥ずかしながらも

回りくどいのですが
もすこし話をしませんか










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