ノート(31Y・11.23)/木立 悟
 






    数十枚もの翼を持った
    金色の生きもののことを考えるたびに
    自分の内から眠りが消えてゆく
    そしてそのあとに必ず
    奇妙な痛みがやってくる
    冷たく重い何かを
    額に押しつけられるような痛みが











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