ノート(32Y・6.21)/木立 悟
 





    牙の鳥 牙の鳥
    雨が近い
    雲がシャラシャラ鳴っている
    朝の名残りを踏むのをやめ
    午後の艶を吸う準備をしろ


    
    つばさをひろげ
    はねをたてて
    寂しい光を抱け









[グループ]
戻る   Point(2)