夏という季節に/
あおば
茫々と流されながら寿司食いねえと無茶を言う小舟
夏は暑いとキタキツネ川獺潜る裏の川恋が太る柳影
こありくいおおありくい近所の庭にも骨が出る
冬が来たらお終い一晩中祈ってる侍の子孫と丁稚
小判鮫猫ザメ頬白ザメジンベイザメいち抜けた
海水浴抜けた浴槽の栓を拾う子猫たち
冬が来たら死んじゃうの太陽の季節に弱音を吐かす
戻る
編
削
Point
(1)