毀れた弓/Monk
 

閉店した金物屋の横の路地
その腕には重過ぎるであろう袋を抱える少女

− きみのなまえは

これはこわれたゆみよ

− きみのなまえは

これはわたしがとめてしまったじかんなの

− きみのなまえは

だからずっとわたしがかかえてゆくのよ


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