ノート(40Y・11.23)/
木立 悟
冷たさだけの空を流れる星に
母親は
わけのわからない詩を書く子より
ボーナスの出る職に就く子がほしい
と願った
堕ちる天使と微笑む地使に
自分は
わけのわからない言葉以外
何もいらない
と願った
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