白と黒/
 
一人の部屋は静かすぎて水道から滴る水音がやけに大きく聞こえる
大勢でいるときは絶対に気付かない孤独
ぽつんと
一人になると気付かされる
どす黒い私
いやな女の私
こんなのいやなのに
私は捨てられない
光は強すぎて影を濃くする
二つの顔はもう張りついてもうとれる事はないだろう
明日の私は
どっちの私だろうか…
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