【 触手 】 - しょくしゅ -/豊嶋祐匠
 













人は

それぞれの

心に




固有の

触手を

持っている




人の心は

正直なもので




人を

求める時も

物を

求める時も




その触手が

余る事も

足らなくなる事も

無いように




自分の

触手の数に

合うかどうかを




無意識に

確めている










居心地の

良さや

望む生活の

価値の中には




時間や


[次のページ]
戻る   Point(1)