なくしたもの/
 
忘れない
忘れない
忘れたくない
呪文のように唱えてた

涙がでなくなって
鈍い痛みだけが残った

頬を誰かが撫でた
これは幻…だよと誰かが言った

ついさっきまであなたが誰が知ってたのに

もう分からない
残ったのは鈍い痛みと
銀の指輪だけ

私は何を…


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