ノート(手と手)/木立 悟
 



たくさんの波の際に立ち
波があることを喜びながら
際に立つことを問いつづけている



沈む泡 残る泡
碧と緑の輪
まわる まわる もどる



波は波の内側をゆく
砂の手は波の手をつかまえる
崩れても崩れてもつかまえる





[グループ]
戻る   Point(3)