寝不足な相変化/
たりぽん(大理 奔)
ねむれないまま深まっていく月夜
こうなったら
今日と明日の境目を見極めようと
なんでもないことを
考えてつづけた
(境界のないものをそのまま受け入れられない)
(君と僕には境界があって そのまま受け入れられない)
だから
そして明後日とか一昨日とかも
わからなくなってしまって
生と死の間の長い一日を
僕は寝不足で過ごしている
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