朝の体操/
石川和広
からり
首をまわして
なる骨に苛立ちながら
結局空間 存在しな
がらわたしの固まった
想いを伸ばしても
頑につらぬく
わたし想い錐のように朝靄の完璧な町
はっきり
はっきりしてよ
台所の水滴
苦しい息のシャワー
わたしの大切な
無謀な想い
朝の体操をすれど
気休も彼方の涙だ
心配する私の守り神の
わたしは大切な
適温を破壊し
モノウゲな犬の
意味の悲しみ
とまらない
わたし
わたし
生まれた町よりあなたこがれて荒れ
あなた 求め
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