裸足/
蒼木りん
いつまでも履かれない靴下が
階段にころがっている
カルピスの
ブルーが目を引く
やっぱり青が好きだと思う
汗をかいたグラスの
カランカランが
眠気を誘う
蝉の声が戻って
夏の暖かいが戻って
いつまでも身体が目覚めない
『辛いラーメンが食べたいな..』
三日ぶり
履かれない靴下を
引き出しにしまった
『冷房で風邪ひいたんだ このダルさは..』
今日は会社をサボる
こころのダルさは
裸足を床につけて冷やす
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