ほしがらなくていい/
唐草フウ
きみのことが目の中に入れば
どこかしら離れそうになる僕は
バス停待ち 同じベンチにさえ 座れない
2時と30分の位置くらいの時計距離で
夢にいこうかというさなかの瞬間
かきまぜながらトッピングされたように
かけらをおもいだす
ありがとうを言ってる 言いたくて
まどをあけて薄ぐもり
この気持ちははっきりと
わからないほうがいい
そうさにわかに
陽があたるくらいの
ささやく空気のほうようで
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