さびしさに関する言語学的研究/
青色銀河団
わたしたちのうえに空がある、その水に浮かぶバラのように、
ほたるがやわらぐと、韻律のように風がすぎていった
伝書鳩がもどらないガラスの夕刻、
そよぐ花びらのまえで、つばさをかすかにふるわすこと、
生のものが尖って、
たったひとりのわれわれになってしまえば、
終わりの声から戦争の音楽が聴こえるだろう
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