『 。』/蒼木りん
 
ほんとうに哀しいときには

その哀しみを

詩にすることが出来ない

泣くことすら

どこかで自制している厄介

ベッドに入ったら

一秒で死んだように眠って

いっそ消滅してしまいたい




『 はい、

  
  勝手にそうしてくださいな 


                 。』



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