仕事明けの通勤電車/
北大路京介
仕事明け
通勤電車では 文庫本を読む
今回読んでいる小説は面白く 話に引き込まれる
降り過ごさないように気をつけなければ
ガタン ゴトン
そろそろ 降りる駅だろうか
開いたページから視線を離す
右も左も美人が座っていた
それぞれ違うタイプの美女が 私の両隣に座っていた
ラッキーデー
スペシャルデー
ネクストステーションから我が家まで2分
でも 終点まで 彼女たちに付き合った
しあわせだもの
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