劣等感/and_x
 
独白をきいてくれた君へ


ぼくは こどもでありながら こどもらしさをついにしらなかった

こどもであるというのは どのようにふるまうべきなのか

かんがえてみるのだった


せんせいがいう

なにかんがえてるか わかんないわね あなた


そうさ ぼくは いつだってえんぎしていた

ぼくなんてどこにもない

ひとまえでは けっしてないたこともない


みられてるという 快感。

ぼくは くびをのばして

麒麟をきどっていたのだろう


ほめられると 吐き気がした、

それでもわるいきはしないから

にっこりすまいる


おとなたちの 病は

しんこくだった、

いつもいつも気付かないところで

噛み潰すのは並大抵ではないとおもうのだ


ぼくはどこにもいないのに

きづいてくれた人はいるだろうか

みんなぼくをしっていると いう


ぼくはどこにもいないのに・・・




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