詩人の尊厳/馬野ミキ
あきらめている人間については知らない
ボランティアを発揮する余裕など俺にはない
環境保護を訴えて小さな船に乗っている余裕など俺にはない
ただあの頃の俺のような奴がいるとすると耐えられない
人間技ではない。
人間技が体験するような種類のテクニックじゃない
ああいうのはまずい
ああいうのでは世界を呪うとか、まるで希望など
俺が愛とか夢とかしかもう無いのは一歩も退けないからなんだよ
愛することレイプ殺人についてを交互に考えている
人間の尊厳のなかで、揺れている
俺は自分を納得させる為に本当に偽善でない偽りでない希望をを見つけなくてはならない
なぜなら俺が一番に人間不信で俺が一番に世界を信じていないからだ
だから俺が人間である為に
俺が本当の希望のために生きるために
みつけなくてはならない というか 作らなくてはならない
創造しなくてはならない。
生きていくために、人である為に、
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