凄いぞ! TOP10「真綿の君」海/室町 礼
まずこの歌詞の全体を俯瞰してみます。
真綿から生まれたような
無垢な瞳が光る
「真綿」は柔らかく白く中身を包み隠すものですが、
ここでの「無垢」とは、内面的な純粋さというより
は、「まだ何も書き込まれていない、外部からの規
定を待っている状態」を指しているように見えます。
「真綿から生まれた」のですから歴史や文脈を持た
ない、純粋な「現在の状態(構造)」としての存在
を表していると解釈してあまり間違いじゃないでしょ
う。
見えないところに
刺青を入れたの
ここが最も「構造論」的に興味深い部分です。
「構造しかない」存在にとって、自分を定義
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