凄いぞTOP10! 『はらぐろくも むなしくもない』るるりら/室町 礼
幾日も 焦燥感に さいなまれて
ある日 ハヤの泳ぐ川の水が
ありありと 心の中に流れる
澄んだ 水の感触 腹黒さも胸の焼けたような虚しさも
済んだ
棲んでいると からだの内側から 虹が出る
空に登る 地も見える 地に足をつける
やっぱり おなかのあたりに
虹がある
中盤の「澄んだ/済んだ/棲んでいる」の畳み掛けはやや
安直といわざるをえないでしょうね。
同音異義語を利用したライム(韻)は、よほど必然性が
ない限り「オヤジギャグ」のような軽薄さを生みだす。
せっかく「ハヤの泳ぐ川」という具体的で美しいイメージ
を提示しているのに、この言葉遊びが入った瞬
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