宗教的言説と「媒介」の構造について/atsuchan69
日本社会において、政治と国民のあいだに宗教的価値観や組織が介在しているように見える場面は少なくない。この指摘は、特定の宗教や信者個人を非難するためのものではなく、社会的問題がどのように処理され、どの段階で曖昧化されていくのか、その構造を考えるためのものである。
本来、政治や公共の議論は、制度や権力、責任の所在を明らかにする方向へ向かうべきだ。しかし現実には、ハラスメント、不正、権力の濫用、ガバナンスの欠如といった社会的問題が浮上した際、それらが構造として検討される前に、別の語りへと回収されてしまうことがある。
その語りの多くは、宗教的背景を持つ個人による「諭し」や「助言」という形を取る
[次のページ]
戻る 編 削 Point(8)