つれづれと俳句(無季)/大町綾音
 
壁に文字死にたくないと手を挙げる

美しさと悲しみなんて分けれずに

遠くにはいやまさる光放たれよ

すず風に別れをつげる二度目の夜

抱かれてよ抱かれないとは誰も言わず

朝焼けを目に青葉という季節へと

さざ波よさざ波よ声と砕けて
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