つれづれと俳句(無季)/大町綾音
 
白バラのバラ星雲か雲の峰

さやかにも若々しくも花梨の実

ラタトゥイユ『トゥイユ』の青がねじれてる

眠りから醒めればまたも白い床

十字架を背負う覚悟は捨てよ春

兄の名を口にする父年老いて
戻る   Point(3)