自由律俳句 2022.03.15(火)/田中恭平
 

よく目が覚めて涼しい朝で

昨夜の唐揚げがラップして置かれている卓上

食パンにチーズふる、ぶきような手

刻々と時間経つ 置いてきぼりか

曇天の、重い頭を支える

水気を含んだ風を浴びているベランダ

 
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