自由律俳句 2022.03.09(水)/田中恭平
 

全身筋肉痛の身を温める

冴え返りする曇天のした

やっと落ちつけて又眠りそうな春の朝

身を汚しつつこころ洗われてゆく

起こした妻がコーヒー淹れてくれたありがと


帰宅してぼうっと夜とつながる

せわしくもなく卓を台拭きで拭いている

オムライス腹いっぱいではちきれそう

妻を眠らせ渋茶飲んでる午後八時

眠くはあるがひとりの時間大切にする

荒れた手をじっと眺める


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