自由律俳句 2022.01.26(水) 夕べ/田中恭平
 

 
妻の未だ帰らない夜でさびしい

することもなくて爪を切る

のどかな通りを学生が急ぐ

呆けてあなたまみれになってしまいたい

病的だったので顔を洗う

ベランダに出て拙い知識で星座よむ

星をよむ男になってしまった

何と闘っているのか疲れすぎて太もも

けさの妻の寝顔おもいだしてみる

ちょっと声を出してみようかなぁ

 
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